電動水鉄砲の製作
お世話になっている事業所さんから、夏祭りイベント用に水鉄砲射的をしたいと、お話しがありハンディのある子供たちも楽しめる水鉄砲を作ってみました。
昨年のドリンクバーに続く第2弾です。
基本仕様は次のようなもので。
- 自動車用ウォッシャ液ポンプを使用。
- 水タンクは 10L 以上を確保。
- 発射ボタンで、約30秒間、水を連続噴出。
- 水噴出中は、ノズルを上下左右にジョイスティック操作で動く。
- イベントの使用を想定し電源は、AC100Vとする。
ノズルを上下左右に駆動する方法は、何種類かを考えたのですが、パワーがあまり必要ない点、ノズルの原位置検出や可動域リミッタが必要な点を考慮し、模型用サーボモータにしました。
ジョイスティックは2軸アナログ出力のものを使用しますが、操作力を軽く、アクションが大きくなるようスティック部を長くします。
ノズルには、ボールペン軸(PILOT FRIXION BALL)を使用し、ノズルホルダ、モータブラケット類は3Dプリンタで製作します。
サーボモータは、左右用はSG92R 上下用はSG-5010を使用しました。
水タンクは石油用ポリタンを使用し、横置きにして注油口から直接ウォッシャ液ポンプのサクションに接続します。
漏水対策のために衣装ケースの中でダイソーメタルラックを使って台を構成し、天板にノズルユニットを設置、下部にポリタンを置いてウェイトも兼ねます。
電気関係は、ちょうど戴きものの、頃あいな制御ボックスがあったので、電源、DC-DCコンバータ、リレーモジュール、arduino基板を入れ込みました。
100均ケースに入れたジョイスティックコントローラと、制御ボックス外観。
作動テストと、各部の調整作業。
ウォッシャ液ポンプの発熱に不安があったので、連続運転できないように約30秒の噴出後は、ソフトで20秒の休止時間を設けました。
ノズルユニットに、安全カバーを取付けて完成。
気休めにウォッシャ液ポンプ直近に、冷却用ファンを取付ました。
事業所さんが作ってくださった立派な水受け付きの射的台と、当たると倒れるように考案されたキャラクターのついたマト。
マトまでの距離は約2m、幅1.2m 高さ1.2mの可動域で十分倒せるだけのパワーはありました。
本番前の据え付け中。
ホール内のイベントなので、飛散防止シートの設置と防水対策は慎重にしました。
事業所さんの立派な飾りつけにびっくり。盛り上げてくださいました。
本番はなんとか、トラブルもなく無事に任務完了しました。
子供たち、喜んでくれたかな~?